Webエンジニアの年収|呼び名で引けない相場の確かめ方

job tagの2つの職業ページに同じ578.5万円が付く一方、求人側の数値は分かれることを示す図解
テックスカウト編集部

最初に、この記事の答えを書きます。厚生労働省job tag(職業情報提供サイト)で、Webサービス開発を担当する職業の平均年収は578.5万円でした(2026年9月1日に編集部が確認)。ただしこれは、Webという呼び名のために集計された数字ではありません。

そもそもjob tagには、「Webエンジニア」という名前の職業ページが見当たりませんでした。578.5万円が載っているのはシステムエンジニア(Webサービス開発)のページで、同じ値が受託開発やスマホアプリ開発のページにも並んでいます。

さらに「Webプログラマー」は、プログラマーというページの別名として載っていました。同じ自称が、2つの職業ページのどちらにも数えられうるということです。

この記事は、その呼び名が公表データのどこに着地するのかを、1ページずつ開いて数えた記録です。数え切れなかった範囲も、そのまま書きます。

Webエンジニアの年収は、公表データでは578.5万円の欄に入ります

Webエンジニアの年収とは、WebサイトやWebサービスを作る仕事に就いている人の賃金を指す言い方です。ただしこの呼び名は、公表データの職業名としては使われていません。

編集部が2026年9月1日にjob tagの職業ページを開いたところ、Webサービス開発を担当する職業の平均年収の欄には578.5万円が入っていました。しかし同じ数字は、隣の職業ページにも並んでいます。実際に開いた6職業を並べると、次のとおりでした。

職業(job tagの職業名) 平均年収 平均年齢 就業者数 有効求人倍率(令和7年度) 求人賃金・月額(令和7年度)
システムエンジニア(Webサービス開発) 578.5万円 37.1歳 389,760人 2.54 36.4万円
システムエンジニア(受託開発) 578.5万円 37.1歳 389,760人 2.54 36.4万円
ソフトウェア開発(パッケージソフト) 578.5万円 37.1歳 389,760人 2.54 36.4万円
ソフトウェア開発(スマホアプリ) 578.5万円 37.1歳 389,760人 2.54 36.4万円
プログラマー 578.5万円 37.1歳 389,760人 0.98 33.9万円
Webデザイナー(Web制作会社) 539.6万円 39.1歳 201,100人 0.11 28.2万円

(出典:厚生労働省job tag 各職業ページ。2026年9月1日に編集部が確認した掲載値。平均年収・平均年齢について同サイトは「令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成」、就業者数について「令和2年国勢調査の結果を加工して作成」、有効求人倍率と求人賃金について「ハローワーク求人統計データ」と注記している)

数えた結果|開発系10職業のうち「Web」が付くのは1つでした

job tagの職業分類「ソフトウェア開発技術者」を開くと、そこに並ぶ職業は全10件です。このうち職業名に「Web」の語が入っているのは、システムエンジニア(Webサービス開発)の1つだけでした(2026年9月1日に編集部が確認)。

この分類の外にも、名前に「Web」が入るページがありました。Webデザイナー(Web制作会社)です。ただしこちらは主な職業分類が「ウェブデザイナー」で、開発技術者の側とは別の箱に入っています。

一方、「Webエンジニア」という名前そのものの職業ページは、編集部が確認した範囲では見当たりませんでした。確認したのは、上記の職業分類の一覧(全10件)と、そこから開いた職業ページ、および名前に「Web」を含む職業ページです。job tagには他にも多くの職業が掲載されており、全職業を数えたわけではありません。

つまり、公表データの側には「Webエンジニア」という単位がそのままの形では用意されていないことになります。検索して出てくる平均年収は、別の単位で集計された数字を、この呼び名に当てはめて紹介したものだということです。

この読み方は編集部の推測ではありません。job tagは各職業ページに、次の注記を置いています。

※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。

(出典:前掲・厚生労働省job tag 各職業ページの注記。2026年9月1日に編集部が確認)

この確認作業の性格も書いておきます。編集部の運営メンバーの本職はWebマーケティング領域で、Webサービスを開発する側に立った経験はありません。今回やったのは、職業分類の一覧から開発系の全10職業を出し、そこに「Web」という語がどこに現れるかを1ページずつ数える作業です。

job tag掲載のIT関連6職業の平均年収・平均年齢・就業者数・有効求人倍率・求人賃金を並べた一覧図

賃金の統計にも「Web」を名指しした職種区分は見当たりません

呼び名が見当たらないのは、job tagだけではありませんでした。編集部が2026年9月1日に確認した範囲では、賃金の統計の側にも「Web」を名指しした職種区分はありませんでした。

確認したのは2つです。1つは厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」の結果の概要「1 一般労働者の賃金」で、全11節のなかに職種別にみた賃金の節はありませんでした。もう1つは政府統計の総合窓口(e-Stat)の統計表「賃金構造基本統計調査 1 一般_職種(小分類)DB」の分類項目です。全145項目のなかに、「ウェブ」「Web」の語を含む職種名は見当たりませんでした。

該当しそうな項目は4つです。電気・電子・電気通信技術者、システムコンサルタント・設計者、ソフトウェア作成者、その他の情報処理・通信技術者でした。確認できなかっただけで、無いと決めたわけではありません。編集部が今回降りたのはここまでで、その先の統計表までは見ていません。

同じ呼び名が、2つの職業ページに分かれて着地します

ここからが本記事の中心です。job tagの職業ページには「別名」の欄があり、そこを読むと呼び名の着地先が1つに定まらないことが分かります。

プログラマーのページの別名には、コーダーやソフトウェアプログラマーと並んで、Webアプリケーションプログラマー・Webプログラマーが入っていました。一方、システムエンジニア(Webサービス開発)のページの別名は「WEB系ソフトウェア開発技術者」です(いずれも2026年9月1日に編集部が確認)。

自分をWebエンジニアだと考えている人は、job tag上ではプログラマー側にも、システムエンジニア(Webサービス開発)側にも数えられうるということです。そこで求人側の数値を見ると、2つのページははっきり分かれていました。

job tagの職業名 有効求人倍率(令和7年度) 求人賃金・月額(令和7年度) 平均年収
システムエンジニア(Webサービス開発) 2.54 36.4万円 578.5万円
プログラマー 0.98 33.9万円 578.5万円

(出典:前掲・厚生労働省job tag 各職業ページ。2026年9月1日に編集部が確認した掲載値。有効求人倍率と求人賃金は同サイトが「ハローワーク求人統計データ」と注記している)

在職者の側は同じ値なのに、求人の側は倍率も金額も分かれています。2.54倍と0.98倍では、募集の出方がまったく違う水準です。

1倍を下回っていたのは、今回開いた6職業のうちプログラマーの0.98倍と、Webデザイナー(Web制作会社)の0.11倍でした。これは編集部が開いた6ページの中での話です。job tagにはほかにも多くの職業が載っており、今回はそこまで数えていません。

求人賃金のほうは月額の数字で、賞与も残業代も入っていません。一方、578.5万円は1年分の額です。単位が違うため、12で割ったり掛けたりして並べないでください。月額を12倍した数字は、賞与も残業代も乗っていない下限の目安にすぎません。

1つの呼び名がjob tagの2つの職業ページに分かれて着地し、平均年収は同じでも求人側の数値が分かれることを示した模式図

公表データは「Web系」と「受託開発」を同じ箱に入れています

実査で分かったことは、もう1点あります。job tagの小分類「ソフトウェア開発技術者(WEB・オープン系)」には5つの職業が入っており、掲載値は分かれていませんでした。

内訳は次の5つです。いずれも2026年9月1日に編集部が確認しました。

  • システムエンジニア(受託開発)
  • システムエンジニア(Webサービス開発)
  • ソフトウェア開発(パッケージソフト)
  • ソフトウェア開発(スマホアプリ)
  • ブロックチェーン・エンジニア

このうち編集部が個別にページを開いた4職業は、平均年収も平均年齢も就業者数も有効求人倍率も求人賃金も1つ違いませんでした。ブロックチェーン・エンジニアのページは、本作業では開いていません。

別名の付き方は対になっています。システムエンジニア(受託開発)は「オープン系ソフトウェア開発技術者」、システムエンジニア(Webサービス開発)は「WEB系ソフトウェア開発技術者」です。呼び分けは別名の欄にあるのに、統計の値の側は分かれていないということになります。

「Web系だから年収が高い」という説明を、公表データで裏づけることはできません。Web系も受託開発も同じ箱に入っており、箱の中で数字が分かれていないからです。

そもそも「Web系」と「SIer」という呼び分けが何を根拠にしているのかは、本記事では扱いません。会社の呼び名と受注の形の対応関係は、受注の形から2つの業態を切り分けた解説が担当しています。年収の枠が職種名以外の何で決まっているのかは、職種名より前に効いている要因を並べた解説にまとめています。

フロントエンド・バックエンド・フルスタックに対応する職種区分は見当たりません

上位記事が年収を分けている3区分にも、公表データ側の対応を探しました。編集部は2026年9月1日に、上位10件の見出しを取得しています。内容を確認できた9件のうち5件が、フロントエンド・バックエンド・フルスタックのいずれかを見出しに持っていました。

ところが、この3区分に対応する職種区分は、編集部が確認した範囲では公表データに見当たりませんでした。job tagの職業分類にも、賃金構造基本統計調査の職種(小分類)の分類項目にも、この3つの語を含む区分はありません。

公表データの側が分けているのは、別の線でした。開発技術者(578.5万円・37.1歳)と、ウェブデザイナー(539.6万円・39.1歳)という分け方です。作る対象ではなく、担当する職能で線が引かれているということになります。

ここから先は編集部としての読み方です。フロントエンドとバックエンドの境界は、事業者ごとの求人要件で引かれているものであって、統計の分類語ではありません。だから記事ごとに数字が揃わないのだと編集部は考えます。

なお、上位で掲げられていた平均年収は、確認できた9件のなかで複数の値に割れていました。それぞれの集計が何を基礎にしているかまでは本作業で確認していないため、確認していない数値を本記事の根拠には使いません。

ITSSレベル別の年収レンジは、別の調査から来ています

同じ職業ページの下のほうには、出どころの違う表が置かれています。ITSS(ITスキル標準)のレベルごとに示された年収の幅です。載っているのは第一四分位から第三四分位までの範囲で、年齢では区切られていません。

編集部はシステムエンジニア(Webサービス開発)・システムエンジニア(受託開発)・プログラマーの3ページで、この表を確認しました。3ページとも、同じ2区分が併記されていました。

ITSS区分 レベル1〜2 レベル3 レベル4 レベル5以上
設計・構築 420.0万〜620.0万円 450.0万〜700.0万円 500.0万〜780.0万円 600.0万〜950.0万円
ソフトウェア開発スペシャリスト 435.0万〜600.0万円 450.0万〜695.0万円 500.0万〜750.0万円 550.0万〜866.0万円

(出典:前掲・厚生労働省job tag 各職業ページ。2026年9月1日に編集部が確認した掲載値。同サイトはこの表に「金額は第一四分位から第三四分位の範囲を表しています。」と注記し、出典を「厚生労働省が2023年度に実施した委託調査結果に基づき掲載」と表示している)

この表の元になっているのは、2023年度の委託調査です。ここまでの節で見てきた平均年収は令和7年賃金構造基本統計調査を加工した値で、並んで載っていても出どころの調査は別です。どのように集計したのかも示されていません。

この2つを縦につないだ1本の目盛りとして読むことは、編集部はしません。2つの帯を足したり引いたりもしません。帯の中の位置を見るときと、平均との距離を見るときで、参照している調査が違うことを忘れないでください。

job tag掲載のITSSレベル別年収レンジ2区分をレベル別に並べた図

求人票で確かめる3つの範囲|編集部が金額より先に見る項目

呼び名で相場が引けないなら、確かめる対象を求人票に移すしかありません。編集部が金額より先に見ているのは、次の3つです。いずれも求人票に書いてある項目で、統計の公表を待たずに確かめられます。

  1. 担当範囲:設計から持たされるのか、実装だけなのか。job tagの職業ページも、この線で職業名が分かれています
  2. 誰の事業のためのコードか:受託開発なのか、自社サービスの開発なのか。公表データは同じ箱に入れていますが、求人要件の書かれ方は分かれます
  3. 運用まで持つか:リリース後の監視・障害対応まで含むのか。含む場合は勤務時間の条件も併せて確認してください

このうち2つ目については、job tagの記述の側にも差が出ています。同じ小分類にある2つの職業ページの「就業するには」を、編集部が2026年9月1日に読み比べました。

システムエンジニア(受託開発)のページは、年次の階段を明示しています。「一般的には3年目頃には一人で詳細設計を書けるようになる。」とあり、その後に基本設計を含む開発全体へ進む道筋が続きます(出典:前掲・厚生労働省job tag システムエンジニア(受託開発)のページ「就業するには」)。

システムエンジニア(Webサービス開発)のページには、年次の階段の記述がありません。代わりに「Webサービスに関わるプログラミングとしてはPHP、JavaScript、Rubyなどの言語が用いられることが多い。」と技術の名前が並びます。

同じページには、開発情報が英語で流通することを理由に「英語の読み書き能力が開発には必要となる。」とも書かれていました(出典:前掲・厚生労働省job tag システムエンジニア(Webサービス開発)のページ「就業するには」)。

ただし、ここに挙がった言語を覚えれば年収が上がる、という読み方はしないでください。job tagが書いているのは、その職業で使われることが多い技術と、入職の経路です。学んだことが待遇に反映されるかどうかの判定は、言語やスキルの証明が待遇に届くかの見極めが担当しています。

編集部が勧める確かめ方|呼び名を外して求人票を読む

編集部がこの記事から持ち帰ってほしいのは、578.5万円という数字ではありません。同じ値が5つの職業ページに並んでいる以上、「Web系に移ればここまで上がる」の根拠にはならないからです。

持ち帰ってほしいのは、求人側の2つの数値が分かれていたという事実のほうです。在職者の平均が同じでも、募集の出方と提示される金額は、どちらの職業に数えられるかで変わります。

あなたが何を優先するかで、次の一手は変わります。軸ごとに、編集部の答えを1つずつ置きます。

  • 年収の額を動かしたいなら:職種名で金額を比べるのをやめてください。比べるべきは呼び名ではなく、目の前の求人票に書かれた担当範囲と、そこに付いている金額の内訳です
  • 働く時間と場所を先に守りたいなら:掲載値の労働時間を、いまの自分の実労働時間と並べてください。今回開いたページでは、開発系が159時間、Webデザイナー(Web制作会社)が164時間でした(前掲・厚生労働省job tag 各職業ページ)
  • まだ動くつもりがないなら:確かめるところだけ先にやってください。自分の値札(市場価値)がどの帯にあるかは、職種名を決める前でも測れます

「Web系に移れば年収が上がる」という因果を、編集部は書きません。3つとも、年収が上がると約束するものではありません。確かめる順番を示したものです。

測る道具の選び方から始めたい場合は、値札を測る道具を選ぶところから始めるガイドにまとめています。手元の数字を先に1つ出しておきたいなら、自分の数字を先に1つ出しておく進め方が使えます。外からの評価として受け取る形で確かめるなら、求人票の外から来る提示で範囲を確かめる方法という手もあります。

よくある質問

Webエンジニアの年収はいくらですか?

1つの数字では答えられません。厚生労働省job tagの掲載値は578.5万円ですが、同じ値が受託開発・パッケージソフト開発・スマホアプリ開発・プログラマーのページにも付いています(2026年9月1日に編集部が確認)。

5つのページは平均年齢も就業者数も同じ値でした。掲載元は「必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません」と注記しています。この呼び名だけの平均として読むことはできません。

システムエンジニアとWebエンジニアの年収は?

job tagの掲載値では、どちらも578.5万円で同じでした。システムエンジニア(受託開発)とシステムエンジニア(Webサービス開発)は同じ小分類に置かれており、平均年収も平均年齢も就業者数も分かれていません(2026年9月1日に編集部が確認)。

分かれていたのは別名の欄です。前者は「オープン系ソフトウェア開発技術者」、後者は「WEB系ソフトウェア開発技術者」と記されています。呼び分けは名前の側にあり、統計の値の側にはありませんでした。

WebエンジニアとWebデザイナーの年収は?

編集部が2026年9月1日に確認した掲載値では、Webデザイナー(Web制作会社)が539.6万円、システムエンジニア(Webサービス開発)が578.5万円でした。平均年齢は39.1歳と37.1歳です。

ただしこの2つは主な職業分類が別で、前者は「ウェブデザイナー」、後者は「ソフトウェア開発技術者(WEB・オープン系)」です。区分が違う集計どうしなので、引き算して上下を判定する使い方には向きません。

フリーランスのWebエンジニアの年収はいくらですか?

公的な集計は、編集部が探した範囲では見つかりませんでした。探した先は3つです。令和7年賃金構造基本統計調査の概況の結果の概要「1 一般労働者の賃金」の全11節、e-Statの職種(小分類)の分類項目、そしてjob tagの職業ページ6本です(いずれも2026年9月1日)。

job tagの平均年収は在職者の値で、雇用されている人が対象です。探して見つからなかったことは、無いことの証明にはなりません。探す範囲を統計表まで広げれば、別の集計に行き当たる余地は残っています。

Webエンジニアの30代の年収は?

この記事では答えを出せません。job tagの掲載値は全年齢を1つにまとめた値で、年齢階級で切った数字を返してこないからです。

年齢という切り口で相場を出したい場合は、年齢階級別の実額を扱った記事があります。いまの年齢で相場を引き直したいときの記事が、その役割を担当しています。

まとめ|Webエンジニアの年収は「どの職業に数えられたか」で読む

  • 公表データに「Webエンジニア」という職業名は見当たらない:job tagの職業分類「ソフトウェア開発技術者」全10職業のうち、職業名に「Web」が入るのは1つだけ(2026年9月1日に編集部が確認)
  • 掲載値は578.5万円だが、この呼び名専用の値ではない:受託開発・パッケージソフト・スマホアプリ・プログラマーのページにも同じ値が並び、平均年齢も就業者数も一致する
  • 限界は掲載元自身が書いている:各職業ページに「必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません」という注記が置かれている
  • 呼び名の着地先は2つある:「Webプログラマー」はプログラマーのページの別名。同じ自称が2つの職業に数えられうる
  • 分かれていたのは求人側:有効求人倍率2.54と0.98、求人賃金は月額36.4万円と33.9万円(いずれも令和7年度)。求人賃金は月額、平均年収は年収。並べて引き算しない
  • フロント・バック・フルスタックに対応する職種区分は見当たらない:job tagにも賃金統計の職種(小分類)にも、この3語を含む区分はなかった
  • ITSS別の帯は別系列:元は2023年度の委託調査で、平均年収の側とは調査が違う。1本の目盛りにしない
  • 編集部の判断:578.5万円を移動の理由にせず、求人票の担当範囲・誰の事業のためのコードか・運用まで持つかを先に確かめる

検索して出てきた「Webエンジニアの平均年収」は、この呼び名のために集計された数字ではありませんでした。呼び名を外して求人票を読み直すと、比べられる項目は担当範囲と金額の内訳だけになります。編集部は、その2つを判断材料にすることを勧めます。

※本記事の統計に関する記述は、記載の一次資料に基づく一般的な情報です。個別の給与・待遇の判断は、勤務先の規程や求人条件、必要に応じて公的機関・専門家への確認を併せて行ってください。


参考・出典

  • 厚生労働省 job tag(職業情報提供サイト)各職業ページ(2026年9月1日に編集部が原文を開いて確認した掲載値。本文に数値を出したページのうちシステムエンジニア(Webサービス開発)とWebデザイナー(Web制作会社)は、1ページにつき2回、別々の問い方で読み取り、同じ値が返ることを確認している。平均年収・平均年齢・労働時間は同サイトが「令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成」、就業者数は「令和2年国勢調査の結果を加工して作成」、有効求人倍率と求人賃金は「ハローワーク求人統計データ」と注記。ITSSレベル別年収レンジは「厚生労働省が2023年度に実施した委託調査結果に基づき掲載」「金額は第一四分位から第三四分位の範囲を表しています。」と注記しており、平均年収とITSSレベル別レンジは別の調査に基づく。各ページには「※『統計データ』は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。」の注記がある):システムエンジニア(Webサービス開発)(578.5万円・37.1歳・159時間・389,760人・有効求人倍率2.54〔令和7年度〕・求人賃金月額36.4万円〔令和7年度〕・主な職業分類=ソフトウェア開発技術者(WEB・オープン系)・別名=WEB系ソフトウェア開発技術者) https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/314 /システムエンジニア(受託開発)(578.5万円・37.1歳・159時間・389,760人・2.54・36.4万円・同分類・別名=オープン系ソフトウェア開発技術者) https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/312 /ソフトウェア開発(パッケージソフト)(578.5万円・37.1歳・159時間・389,760人・2.54・36.4万円・同分類) https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/316 /ソフトウェア開発(スマホアプリ)(578.5万円・37.1歳・159時間・389,760人・2.54・36.4万円・同分類) https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/317 /プログラマー(578.5万円・37.1歳・159時間・389,760人・0.98・33.9万円・主な職業分類=プログラマー・別名にWebアプリケーションプログラマー、Webプログラマーを含む) https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/313 /Webデザイナー(Web制作会社)(539.6万円・39.1歳・164時間・201,100人・0.11・28.2万円・主な職業分類=ウェブデザイナー) https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/326
  • 厚生労働省 job tag 職業分類「ソフトウェア開発技術者」の検索結果(2026年9月1日に編集部が確認。件数表示は「全10件」。小分類の内訳は、ソフトウェア開発技術者(WEB・オープン系)=システムエンジニア(受託開発)/システムエンジニア(Webサービス開発)/ソフトウェア開発(パッケージソフト)/ソフトウェア開発(スマホアプリ)/ブロックチェーン・エンジニア、ソフトウェア開発技術者(組込・制御系)=産業用ロボットの設置・設定/システムエンジニア(組込み、IoT)、プログラマー=プログラマー、その他の情報処理・通信技術者(ソフトウェア開発)=デバッグ作業/UX/UIデザイナー。このうち編集部が個別に職業ページを開いたのは5職業): https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Search/SearchResult?search_type=categories&code=009
  • 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」(2026年3月24日公表。数値は2025年6月分。2026年9月1日に編集部が原文を開いて確認): https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/dl/14.pdf同概況「1 一般労働者の賃金」は(1)賃金の推移/(2)性別にみた賃金/(3)学歴別にみた賃金/(4)企業規模別にみた賃金/(5)産業別にみた賃金/(6)雇用形態別にみた賃金/(7)勤続年数階級別にみた賃金/(8)役職別にみた賃金/(9)在留資格区分別にみた賃金/(10)新規学卒者の学歴別にみた賃金/(11)都道府県別にみた賃金 の全11節で、職種別にみた賃金の節は無い(2026年9月1日に編集部が確認)。本記事は同調査から数値を引いていない(引いたのは結果の概要の節構成のみ)
  • 政府統計の総合窓口(e-Stat)「賃金構造基本統計調査 1 一般_職種(小分類)DB」(2026年9月1日に編集部が分類項目を確認。全145項目。情報処理・通信に関する項目は電気・電子・電気通信技術者〔通信ネットワーク技術者を除く〕/システムコンサルタント・設計者/ソフトウェア作成者/その他の情報処理・通信技術者、デザイン系は「デザイナー」で、「ウェブ」「Web」の語を含む職種名はこの分類項目の一覧では見当たらなかった): https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003426315


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