エンジニア転職サイトの選び方|6基準と40代SESの3枚看板
エンジニア転職サイトの選び方|6基準と40代SESの3枚看板
※本記事には広告(プロモーション)を含みます。編集部が転職サービスを勧める基準は編集方針ですべて公開しています。
結論から言います。**エンジニアの転職サイトは「どれが1位か」では選べません。選ぶのは1つではなく、役割の違う3枚の組み合わせです。**編集部が勧める基本構成は、スカウト型1社+大手エージェント1社+IT特化エージェント1社。理由は、応募型の転職サイトだけでは自分の値札(市場価値)が数字で返ってこないからです。この記事では、サービスを5つの型に分け、編集部が見る6つの基準を全部公開します。そのうえで、40歳前後・二次請けSESの読者を主語に、届出番号の確認手順と編集部の照合結果まで示します。順位は付けません。
結論:1位を探すのをやめて、「3枚の組み方」を決める
編集部の結論は次の1行です。転職サイトは順位で選ぶものではなく、「値札を測る枚」「求人の幅を取る枚」「専門性で単価を上げる枚」の3役で組むものです。
役割が違うので、どれか1つに絞る必要はありません。逆に、同じ役割のサービスを5個登録しても、届く情報はほぼ重複します。
まず、あなたの軸ごとに「最初に1枚だけ持つなら何か」を言い切ります。
| あなたの軸 | 最初の1枚 | 理由 |
|---|---|---|
| 年収の上限を知りたい | ハイクラス系のスカウト型 | 想定年収が数字で提示されるため、値札の上限が最短で見える |
| 上流工程(要件定義・元請)に移りたい | IT特化のエージェント | 商流・開発体制の内情を持っているのは担当者側。求人票だけでは判断できない |
| 技術力そのもので評価されたい | 技術評価型のスカウト型 | コードやスキル評価を起点に企業が探すため、社名や商流の不利を受けにくい |
| 転職の意思はない。測るだけ | スカウト型1枚+レジュメの半年更新 | 登録と転職の決断は切り離せる。放置でも観測データは溜まる |
| 3か月以内に必ず決めたい | 応募型の転職サイト+エージェント | スカウトは待ちの要素があり短期決戦に向かない |
| 年収を1円も下げられない(家族・ローン) | まず値札の測り方→その後スカウト型 | 現在地を知らずに応募すると、提示額の良し悪しを判断できない |
「人それぞれ」で終わらせないのが当サイトの方針です。軸が決まれば、選ぶべき型は1つに絞れます。詳細は以下で順に説明します。
編集部が転職サイトを勧める基準を、先に全部公開します
先に白状します。**当メディアは転職サービスの紹介で収益を得ています。**読者が登録すれば編集部の売上になる構造です。だからこそ、勧める基準を後出しにしません。
編集部がエンジニア向け転職サイト・スカウトサービスを評価するときに見るのは、次の6点だけです。
- 職業安定法上の区分が明確で、届出・許可が番号で照合できるか(確認手順は後述)
- 40歳前後・経験者向けの求人が実在するか(20代向け設計のサービスに40代が登録すると、観測データが歪むだけです)
- 想定年収が数字で提示されるか(値札が測れないサービスは、測定器として使えません)
- 商流・開発体制が読めるか(自社開発か受託か常駐か、元請か下請か。ここが読めない求人票は年収だけ見て決めることになります)
- カネの流れを説明できるか(掲載課金か、データベース利用料か、成功報酬か。お祝い金を訴求しているサービスは対象外です)
- やめやすいか(退会・レジュメ削除・企業ブロックの手順が公開されているか)
逆に、編集部が評価軸に使わないものも公開します。
- 求人件数の総数:掲載企業が広告費を払える企業に偏るため、総数は「あなた向けの求人の多さ」を意味しません
- 知名度・CMの量:知名度と満足度が比例しないことは、編集部自身の調査でも出ています(後述)
- 各社の自己申告実績値:「利用者の3人に2人が年収アップ」「スカウト受信率○%」等は算出条件が非公開のため、当サイトでは根拠に使いません
- お祝い金・転職祝い金:職業紹介事業者によるお祝い金の提供は2021年4月から禁止され、2025年1月からは許可条件にも追加されています。訴求軸として扱いません
- 紹介料が高いかどうか:報酬の高いサービスではなく、上記6基準に合うサービスを勧めます
この記事の調査方法(何を・いくつ・どう調べたか)
- 2026年8月9日に「エンジニア 転職サイト」の検索結果上位10件を取得しました。内訳はサービス公式サイト8件・比較記事2件です
- 型の分類は、各サービス公式サイトの自己表記(キャッチコピー・利用の流れ)のみを根拠にしています(2026年8月時点)
- 名前を挙げたサービスは、運営会社を公式サイトで特定したうえで、届出受理番号・許可番号を照合しました(厚生労働省が公表する「特定募集情報等提供事業者一覧」令和8年7月1日現在+各社公式サイトの会社概要。照合日=2026年8月10日)。結果は本文で表にして開示します
- **運営主体と番号の対応が確認できなかったサービスは、本記事では扱いません。**分社・社名変更の直後などは、公表一覧の記載と現在の運営会社が一致しないことがあります
- 求人件数・年収アップ率などの各社実績値は、算出条件が非公開のため採用していません
- **順位付け(1位・2位…)は行いません。**客観的な調査で順位の根拠を示せない以上、順位を付けることは読者を誤認させるためです
- 統計は厚生労働省・公正取引委員会の一次資料のみを使用し、時点を明記しています
転職サイト・スカウト・エージェントの違いは、法律上の区分で分かる
質問に先に答えます。**3つの違いは「起点が誰か」ですが、より確実なのは職業安定法上の区分で見分けることです。**同じ「転職サイト」という名前でも、法律上の位置づけが違います。
| 呼び方 | 法律上の区分 | 国への手続き | 起点 |
|---|---|---|---|
| 転職サイト(応募型) | 募集情報等提供(職業安定法4条6項) | 求人情報の掲載だけなら届出は不要 | 自分が探して応募 |
| スカウトサイト・逆求人 | 特定募集情報等提供(同法4条7項) | 厚生労働大臣への届出が必須(同法43条の2第1項) | 企業・エージェントが自分を検索 |
| 転職エージェント | 有料職業紹介(同法30条1項) | 厚生労働大臣の許可が必須 | 担当者が求人を紹介 |
区分が分かれる基準は「労働者になろうとする者に関する情報を収集しているか」です。求人を並べるだけなら届出は不要ですが、あなたの職務経歴を預かって企業に提供する仕組み(=スカウト型)は届出制になります。無届出での事業には罰則があります(同法65条7号=6月以下の拘禁刑又は30万円以下の罰金)。
そして、どの区分でも共通してかかるのが的確表示義務(同法5条の4第1項)です。虚偽の表示・誤解を生じさせる表示は禁止されています。実態は一斉配信なのに「あなただけの特別なオファー」と装う文面は、この観点で問題のある表示です。
ここで実務上の注意が1つあります。**サービス名や自己紹介文が「転職サイト」でも、中身がエージェント型のことがあります。**求人検索ができるのでサイトに見えるが、実際の応募・選考はキャリアアドバイザー経由で進む——というサービスは珍しくありません。
たとえばGeeklyは自社を「IT求人特化エージェント」と表記しています。利用の流れも「登録→アドバイザーと面談→求人紹介→書類選考・面接→内定・条件交渉→入社」の6ステップで説明されています(いずれも公式サイト・2026年8月時点)。
名前で判断せず、番号で照合してください。その手順を次に示します。
※本記事の法令の記述は一般的な情報です。個別の事業者の適法性や自分のケースの判断は、厚生労働省・都道府県労働局などの公的窓口に確認してください。

届出番号・許可番号を3分で確認する手順
ここは他の比較記事がまず書かない部分です。**評価の星の数より先に、国に届出・許可があるかを自分の手で確認してください。**確認先は厚生労働省の人材サービス総合サイトで、無料・登録不要です(2026年8月時点)。
スカウト型・求人サイトを確認する手順
- 人材サービス総合サイトの「特定募集情報等提供事業者検索・一覧」を開きます
- 「提供する主なサービスの名称」に、そのサービス名を部分一致で入力します(運営会社名を知らなくても構いません)
- サービス名で出てこない場合は、「提供する主なサービスのURL」に公式サイトのURLを入力して引き直します
- ヒットした事業者の届出受理番号を確認します(番号は「51-募-000001」のような2桁+「募」+6桁の形式です)
エージェントを確認する手順
- 同サイトの「職業紹介事業所検索・一覧」を開きます
- 都道府県は必須項目なので、事業所の所在地(不明なら本社所在地)を選びます
- 事業主名称、または許可番号(「01-ユ-000001」のような2桁+「ユ」+6桁の形式)で検索します
- 区分が「有料職業紹介事業」であることを確認します
この検索画面には、比較記事がまったく使っていない絞り込み条件が2つあります。
- 行政処分:「行政処分なし」「改善命令」「停止命令」で絞り込めます。処分歴の有無が分かります
- 優良事業者:一定の基準を満たした事業者を国が認定する制度があります。募集情報等提供の側は優良募集情報等提供事業者認定制度で、2023年3月31日に15社が初認定されました。認定業務は厚生労働省が公益社団法人全国求人情報協会に委託しています(厚生労働省報道発表)。職業紹介の側には職業紹介優良事業者の区分があります
さらにエージェントについては、手数料の実績まで公開されています。有料職業紹介事業者には、就職者数・離職者数・手数料に関する事項・返戻金制度をインターネットで情報提供する義務があります(職業安定法32条の16第3項・施行規則24条の8第3項1〜5号)。うち職種別の平均手数料率の公表は、2025年4月1日から始まっています。「担当者が年収アップを強く勧めてくる理由」は、この数字を見れば構造として理解できます。
なお、編集部が実際に確認したところ、公式サイトのフッターに番号を掲載していないサービスもあります(2026年8月時点)。番号が見つからないことは無届出の証拠ではありません。だからこそ、サービス名・URLで引ける上記の検索を使ってください。厚生労働省は特定募集情報等提供事業者の一覧(令和8年7月1日現在)もPDFで公表しています。
編集部が実際に照合した結果(2026年8月10日時点)
手順を書くだけでは検証になりません。**本記事で名前を挙げるサービスについて、編集部が実際に照合した結果を開示します。**照合には、上で紹介した人材サービス総合サイトと、同サイトの内容を厚生労働省がPDFで公表している事業者一覧を使いました。
| サービス(本記事での型) | 運営会社 | 特定募集情報等提供の届出受理番号 | 有料職業紹介の許可番号 |
|---|---|---|---|
| doda(総合型) | パーソルキャリア株式会社 | 51-募-000144(2022年10月26日受理。優良募集情報等提供事業者) | 未照合(本記事では届出側で扱うため) |
| マイナビ転職(総合型) | 株式会社マイナビ | 51-募-000092(2022年10月13日受理。優良募集情報等提供事業者) | 未照合(本記事では届出側で扱うため) |
| Green(IT特化・スカウト型) | 株式会社アトラエ | 51-募-000635(2022年12月27日受理) | 未照合(本記事では届出側で扱うため) |
| Findy(技術評価型スカウト) | ファインディ株式会社 | 51-募-000261(2022年11月25日受理) | 13-ユ-308478 |
| paiza転職(技術評価型スカウト) | paiza株式会社 | 51-募-000549(2022年12月21日受理) | 未照合(本記事では届出側で扱うため) |
| 転職ドラフト(IT特化・スカウト型) | 株式会社リブセンス | 51-募-000255(2022年11月24日受理) | 13-ユ-306058 |
| ビズリーチ(ハイクラススカウト) | 株式会社ビズリーチ | 51-募-000175(2022年11月4日受理。優良募集情報等提供事業者) | 未照合(本記事では届出側で扱うため) |
| レバテックキャリア(IT特化エージェント) | レバテック株式会社 | 51-募-000464(2022年12月16日受理) | 13-ユ-308734 |
| Geekly(IT特化エージェント) | 株式会社ギークリー | 一覧に該当なし(=エージェント型のため許可の側で確認) | 13-ユ-305272(職業紹介優良事業者認定マークを掲示) |
照合の条件も書いておきます。届出受理番号は厚生労働省「特定募集情報等提供事業者一覧」(令和8年7月1日現在)、許可番号は各社公式サイトの会社概要で確認しました。**番号は事業者(法人)に付されるもので、サービス名に付くものではありません。**だから運営会社の特定が先に来ます。
4点、注意があります。
- **番号・認定の有無は変わります。**登録前にご自身でも人材サービス総合サイトで引き直してください
- **「一覧に該当なし」「未照合」は、無届出・無許可の意味ではありません。**エージェント型は届出ではなく許可で確認する側です。また本記事は、そのサービスを扱う型に必要な側(応募型・スカウト型は届出/エージェント型は許可)だけを照合しています。照合していない欄は推測で埋めず、未照合と書いています
- **総合型(doda・マイナビ転職)はエージェント機能を併設する場合があり、その際は許可側の照合が必要です。**本記事は両サービスを応募型・スカウト型として扱っているため、届出側だけを照合しています。担当者から求人を紹介してもらう使い方を検討する場合は、運営会社の有料職業紹介の許可番号を「職業紹介事業所検索・一覧」で自分で引き直してください
- **編集部は、この照合ができなかったサービスを本記事から外しました。**当初は後述の型別表に入れる予定だった2サービスがあります。いずれも運営会社の分社・再編があり、公開時点で「現在の運営会社」と公表一覧の記載を対応づけられませんでした。確認できないことは不適法を意味しませんが、自分で照合できた事業者だけを挙げるのが当メディアの方針です
誰の財布から出た言葉か:転職サイトの収益構造
サービスを比べる前に、**「誰が・誰から・いつカネをもらう仕組みか」**を確認します。あなたが無料で使えるのは、あなたが客ではなく、採用企業が客だからです。この構造を知ると、求人の見え方が変わります。
| 型 | 誰が何に払うか | そこから生じる傾向 |
|---|---|---|
| 応募型の転職サイト | 企業が求人広告の掲載料を払う | 広告費を払える企業に掲載が偏る。掲載期間中は応募が埋まっても求人が残りやすい |
| スカウト型 | 企業がデータベース利用料・成功報酬を払う | 検索されなければ何も起きない。レジュメの書き方が結果を左右する |
| エージェント | 紹介先企業が成功報酬を払う(求職者からの手数料徴収は原則禁止=職業安定法32条の3第2項) | 成立しないと売上ゼロ。決まりやすい人が優先され、報酬が年収に連動するため年収アップ提案に傾きやすい |
ここから導かれる実務的な結論が2つあります。
- **求人件数の多さは、あなたにとっての選択肢の多さではありません。**掲載課金モデルでは、件数は「広告を出した企業の数」です
- 1年中ずっと同じ求人が出ている場合は、確認ポイントとして扱ってください。掲載が続いているだけの場合もありますが、人が定着していないサインの可能性もあります。編集部は、こうした求人を積極的には勧めません
この構造は当サイト自身にも当てはまります。だから記事末尾には「登録しなくていい人」を必ず書きます。構造を知っていれば、転職サイトもエージェントも、そして転職メディアも安全に使い倒せる——これが編集部の立場です。
型別の比較一覧(順位は付けません)
エンジニア向けのサービスは、大きく5つの型に分かれます(2026年8月時点。各社公式サイトの自己表記と提供機能に基づく編集部の整理です)。代表例として挙げるのは、前掲の表で届出・許可を照合できたサービスだけです。
| 型 | 代表例 | 主な機能と国への手続き | 40代・二次請けSESでの使いどころ | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 総合型の転職サイト | doda、マイナビ転職(エンジニア求人サーチ) | 応募型の求人掲載+スカウト機能。運営会社は特定募集情報等提供の届出済 | 求人票の量で相場観を掴む。業界の幅を見る | 総数は多いが、エンジニア以外も含む。商流は読み取りにくい |
| IT特化・スカウト型 | Green、転職ドラフト | Greenは応募型+企業からのスカウト、転職ドラフトは年収提示付きの指名制。運営会社はいずれも届出済 | IT・Web企業の求人に絞って観測ノイズを減らす。指名に付く提示額で値札を測る | どちらも企業と直接やりとりする形式のため、条件交渉は自力になりやすい |
| 技術評価型のスカウト | Findy、paiza転職 | 技術評価を起点としたスカウト。運営会社は届出済 | 社名・商流ではなく技術で評価されたい場合の主戦場 | Web系・モダン環境の求人が中心。業務系レガシー中心の経歴では届く数が読めない |
| ハイクラスのスカウト | ビズリーチ | 企業・ヘッドハンター双方からのスカウト。運営会社は届出済 | 想定年収の上限を測る。ヘッドハンター経由の非公開案件 | 有料プランがある場合は費用対効果を確認。年収レンジの下限に届かない場合もある |
| IT特化のエージェント | レバテックキャリア、Geekly | 求人紹介+選考支援。運営会社は有料職業紹介の許可あり | 上流シフト・元請への移行を狙うときの主力 | 提案されるのは「その会社に手数料が入る企業の在庫」。母集団を他人に決めさせない |
6基準を型に当てはめると、どこまで言えるか
冒頭で公開した6基準を、型のレベルで判定した結果です。個社ごとに○×を付けない理由も書いておきます。
| 基準 | 総合型サイト | IT特化・スカウト型 | 技術評価型スカウト | ハイクラススカウト | IT特化エージェント |
|---|---|---|---|---|---|
| ①届出・許可が番号で照合できる | 照合済(前掲表) | 照合済 | 照合済 | 照合済 | 照合済 |
| ②40歳前後・経験者向けの求人が実在する | ある(全年齢向け) | ある | 経歴との相性で差が出る | ある(むしろ主対象) | ある |
| ③想定年収が数字で提示される | 求人票の記載レンジのみ | 求人票の記載レンジ+指名時に提示(転職ドラフト) | 提示される形式が多い | 提示される | 面談で聞ける |
| ④商流・開発体制が読める | 読みにくい | やや読める | やや読める | ポジション情報から推測 | 担当者に聞ける |
| ⑤カネの流れを説明できる | 掲載課金 | 掲載課金・データベース利用料・成功報酬(サービスにより異なる) | データベース利用料・成功報酬 | データベース利用料・成功報酬 | 成功報酬 |
| ⑥やめやすい(退会・レジュメ削除・企業ブロック) | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 |
⑥を「要確認」で止めているのは、逃げではなく方針です。退会手順・レジュメ削除・企業ブロックの仕様は各社が随時変更するため、記事内の固定値にすると古い情報で読者を縛ることになります。代わりに確認方法を渡します。
登録前に各サービスのヘルプ内で「退会」「アカウント削除」「ブロック」の3語を検索し、手順が公開されているかどうかを見てください。手順が見つからないサービスは、編集部の基準では候補から外します。②③④も同じく、個社の実測値ではなく型の傾向として読んでください。

以下、それぞれの型を40歳前後・二次請けSESの視点で見ていきます。
総合型の転職サイト:相場観の下地を作る枚
doda、マイナビ転職のエンジニア求人検索など、業界を限定しない大手のサイトです。エンジニア専用ページを持ち、言語・働き方・勤務地で求人を絞り込めます。マイナビ転職エンジニア求人サーチは自社を「ITエンジニア求人専門の転職サイト」と表記しています(公式サイト・2026年8月時点)。
- メリット:求人票の量が多く、地域×言語×年収の相場観を短時間で掴める。応募型なので自分のペースで進められる
- デメリット:掲載課金モデルの影響で、求人の顔ぶれは「広告を出せる企業」に偏る。商流(元請か下請か)や内製比率は求人票からは読み取りにくい
- こんな人向け:まず市場の景色を見たい人。3か月以内に決めたい人
- 根拠:ハローワークのIT職の有効求人50,307人に対し、同月の就職件数は461件でした(約0.9%・編集部算出。有効求人倍率1.39倍、全職業計は1.10倍。厚生労働省「一般職業紹介状況」令和8年3月・原数値)。同じ計算を全職業計で行うと約5.5%です。**編集部はこの差を、経験者採用の入口がハローワークの外側(スカウト・エージェント・リファラル)に寄っているサインと見ています。**ただしこの数値はスカウト・エージェント経由の就職数を示すものではないため、経路別の多寡を断定はできません
- この0.9%の読み方(編集部の但し書き):有効求人数は月末時点の残高(ストック)、就職件数はその月の実績(フロー)であり、性質の違う数字の割り算です。またこの職業区分は旧職業分類の単一区分で、プログラマー・SEに加えITコンサル・プロジェクトマネージャ等を含む合算値です。厳密な「決定率」ではなく、ハローワーク経路の薄さを示す目安として読んでください
IT特化・スカウト型:観測ノイズを減らす枚
GreenはIT業界・IT関連職の求人に特化した転職サービスで、企業からのスカウトと自己応募の両方が使えます。求職者は求人閲覧・応募・スカウト受信・メッセージのすべてが無料です(公式サイトの記載・2026年8月時点)。
同じ型のなかで、値札が数字で返ってくる度合いがもっとも高いのが転職ドラフトです。指名の時点で企業に年収額を提示させ、内定年収が提示額の90%を下回ることを運営ルールで禁止しているためです(転職ドラフト「スカウトルール」の記載・2026年8月10日確認)。**編集部がこのサービスを技術評価型ではなくIT特化・スカウト型に分類しているのは、識別特徴が公開リポジトリ等の自動評価ではなく、この年収提示の運営設計だからです。**運営が公表する年代別データ・審査の中身・40代での伸び幅は転職ドラフトの評判で検証しました。
- メリット:エンジニア以外の求人が混ざらないため、届く情報の解像度が上がる。企業の担当者と直接やりとりできる
- デメリット:間に立つ担当者がいないため、年収交渉や条件のすり合わせは自力になりやすい
- こんな人向け:自社開発・事業会社に移りたい人。自分で企業を選びたい人
- 根拠:公正取引委員会の実態調査(2022年6月公表)では、下請事業者の担当工程は開発(プログラミング)が56.6%に対し、要件定義はわずか5.5%でした。上流経験がないのはあなたの欠点ではなく商流下層の構造です(→SESの仕組みと商流)。だからこそ、商流の位置が読めるサービスに絞る価値があります
技術評価型のスカウト:社名と商流の不利を外す枚
Findyは「技術力で転職したいIT/WEBエンジニアへ」を掲げています。仕組みは「GitHubの開発履歴をもとにスキルと適正年収を可視化します」「あなたの偏差値や発信力に基づいて、厳選企業からオファーが届きます」と説明されています。paiza転職は「ITエンジニア専門の転職サービス」で、スキルチェックによる実力の可視化を起点にスカウトが届く形式です(いずれも各公式サイトの記載・2026年8月時点)。評価の起点が所属企業名ではなく技術力になる型で、公開リポジトリの開発履歴やスキル判定の結果が入口になります。
GitHubの公開活動がほぼゼロの人にスキル偏差値が付くのかという論点はFindyの評判にまとめています。
- メリット:二次請け・三次請けという商流の位置が、評価の入口では効きにくい。年収レンジ付きのオファーが届く形式が多く、値札の実測に向く
- デメリット:Web系・モダンな技術環境の求人が中心。Java中心の業務系・基幹システム保守の経歴では、届く数が事前に読めません
- こんな人向け:手を動かす仕事を続けたい人。レガシー環境から技術で抜け出したい人
- 根拠:厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に掲載された開発系職業の在職者平均年齢は37.1歳、平均年収578.5万円です(令和7年賃金構造基本統計調査に基づく掲載値。プログラマー・各種SEなど複数職業で共通の集計区分)。エンジニアの中心はもう40歳前後です。年齢で門前払いされる前提を置く必要はありません
ハイクラスのスカウト:値札の上限を測る枚
ビズリーチのように、企業とヘッドハンターの双方から連絡が届く型です。ビズリーチは自社を「即戦力のあなたにスカウトが届くハイクラス転職サイト」と表記しています(公式サイト・2026年8月時点)。エンジニア専用ではありませんが、想定年収が明示されるためデータが取りやすいのが特徴です。
- メリット:「自分の経歴にいくらまで出す気があるか」が数字で分かる。管理職・上流ポジションの提示が混ざる
- デメリット:サービスによって有料プランがある。会員層と自分の経歴がずれていると、届く数が少なく観測データにならない
- こんな人向け:年収の上限を知りたい人。マネジメント方向も検討したい人
- 根拠(産業の水準):**情報通信業(産業別)**の所定内給与は、40〜44歳45万6,800円→45〜49歳49万1,700円→50〜54歳49万1,300円→55〜59歳51万6,300円(ピーク)です(厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」第5-1表「産業、年齢階級別賃金及び対前年増減率」〔概況10ページ「(5)産業別にみた賃金」〕。所定内給与額・一般労働者・男女計、2025年6月分)。40代後半まで上がり、50代前半でいったん横ばい〜微減を挟み、55〜59歳でピークを迎える形で、単調に上がり続けるわけではありません
- 比較のための別系列:全産業計(男女計)は40〜44歳36万4,300円・ピークの55〜59歳39万6,200円で、水準がまったく違います(前掲・令和7年賃金構造基本統計調査の概況「(2)性別にみた賃金」第2表「性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び年齢階級間賃金格差」〔概況7ページ〕。同じ時点)。産業別と全産業計は別の表・別の系列なので、混ぜて読まないでください
- この乖離の読み方:多重下請構造の下層では「再委託の都度、中間マージン等が差し引かれるため、下層に行くほど受注金額が低くならざるを得ない」とされています(公正取引委員会・2022年6月公表)。情報通信業の水準は40代の間もまだ上がっているのに、自分の単価は動かない——この乖離があるなら、上限がどこにあるかを外部で測る価値があります
IT特化のエージェント:換金レートを上げる枚
レバテックキャリア、GeeklyなどのIT・Web職に絞ったエージェントです。どちらも運営会社が有料職業紹介の許可を公式サイトに掲載しており(レバテック株式会社=13-ユ-308734/株式会社ギークリー=13-ユ-305272。2026年8月10日に編集部が確認)、求人紹介と選考支援を行う型にあたります。求人検索ができてもサイトとは限らないため、他のサービスを検討するときも区分は前述の手順で照合してください。型ごとの手数料構造と担当者の見極め方はエンジニア転職エージェントの選び方で詳しく扱っています。
- メリット:求人票に出ない開発体制・商流・評価制度の情報を持っている。選考対策が具体的
- デメリット:提案されるのは「そのエージェントに手数料が入る企業の在庫」です。母集団を他人の都合で決められた時点で、どれを選んでも選ばされています
- こんな人向け:要件定義・元請側への上流シフトを狙う人。年収交渉を任せたい人
- 根拠(編集部の実体験):編集部の筆者(職種はWebマーケティング。転職10回・採用側として100人以上の面接を経験)は、特化型エージェントを使ったときに「面接官はこういう質問をする傾向があり、こういう意図を確認したがっている。だからこう答えるとよい」という水準の助言を受けました。一般的な面接対策本より実戦的でした。特化型は情報の非対称性を埋める道具だというのが実感です(この体験の詳細はエンジニア転職エージェントの選び方に記載しています)。上流職種の値札は、job tagの「システムエンジニア(基盤システム)」「プロジェクトマネージャ(IT)」で平均年収889万円と、開発系の578.5万円から大きく開いています(いずれも令和7年賃金構造基本統計調査に基づく掲載値。該当職業ページのURLは記事末尾の参考・出典に記載)
40代・二次請けSESの3枚看板:具体的な組み方
ここが本題です。年収490万円・41歳・二次請けSESの業務系SE(Java、基幹システムの保守・改修中心)を例に、実際の組み方を示します。
1枚目:スカウト型(測る枚)——技術評価型・IT特化・ハイクラス系のいずれかから1つ。目的は転職ではなく定点観測です。レジュメを埋めて放置し、届くスカウトの想定年収・工程・企業の顔ぶれを記録します。半年ごとに更新すると、値札の推移が見えます。
2枚目:大手エージェント(幅を取る枚)——求人数と業界の幅を押さえ、活動全体の支援を受けます。業務系の経験が効く業界(金融・製造・公共)は、Web系だけを見ていると視野に入りません。
3枚目:IT特化エージェント(単価を上げる枚)——上流シフトの現実的な経路を聞く枚です。「二次請けの保守から、元請の要件定義に移った人はどういう経歴だったか」を具体的に聞けるのはここだけです。
そして、3枚のどれよりも先にやることが1つあります。**「入りたい企業リスト」を自分で持つことです。**スカウトもエージェントの提案も、世の中の選択肢ではなくその事業者の在庫です。リストの企業が在庫になければ、直接応募すればいいだけです(企業から見れば紹介手数料のかからない応募者です)。
年収490万円という値札の現在地も、公的データに当てるとはっきりします。job tag掲載のITSS(ITスキル標準。経済産業省が定めるIT人材のスキル指標)レベル別年収(設計・構築)は、レベル1〜2で420万〜620万円、レベル3で450万〜700万円です(いずれも第一〜第三四分位)。
490万円はレベル1〜2帯(420万〜620万円)の下位〜中位で、統計上の伸びしろが残っている位置です。第一四分位420万円と第三四分位620万円の中間点は520万円で、490万円はそれを下回ります(中間点は編集部の算出であり、中央値ではありません)。
なお、このレベル別の年収帯と前掲の開発系平均年収578.5万円は、同じjob tag内でも別の系列です。job tag側が集計方法を公表していないため、両者を直接引き算して差を評価することはしません。測り方の全体像はエンジニアの市場価値の測り方にまとめました。
もう1つ、40代に有利な事実があります。転職入職率は25〜29歳の男性15.1%に対し、40〜44歳の男性は6.8%と半分以下です(厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」図4-1。2024年・全産業の数値であり、IT・情報通信業に限定した統計ではありません)。同年代のほとんどが市場に出てきていないため、レジュメを整えて登録するだけで母集団の中では目立てます。40代のキャリア戦略全体は40代エンジニアの生存戦略で扱っています。
ただし市況は追い風ではありません。情報通信業の新規求人は令和7年8月以降8か月連続で前年同月比マイナスとなり、令和8年3月は前年同月比マイナス15.8%(掲載12産業中で最大の減少幅)でした。**「売り手市場だからいつでも動ける」という前提は、もう安全ではありません。**だから今日測るのです。

知名度で選ぶと外す
「有名だから安心」は、選定基準として機能しません。編集部は2019年頃、独自の調査パネルで転職エージェントの満足度調査を実施しました(回答者約300人)。結果は、知名度や利用者数の多さと満足度スコアが必ずしも比例していない、というものでした。
特定のサービス名・順位は本記事では扱いません。設問文とスコアの定義を開示できないデータを、特定の企業名に結び付けないためです。利用者数が多ければ合わなかった人の絶対数も増えるという構造の話で、知名度の高いサービスが悪いという意味でもありません。「みんなが使っている」は、あなたに合う根拠にはならない——ここだけ持ち帰ってください。
※2019年頃のデータであり、各社の現在の評価や順位付けの根拠には使えません。傾向の例示として読んでください。調査の位置づけと詳細はエンジニア転職エージェントの選び方に記載しています。
編集部の筆者自身の反省も1行添えます。初めてスカウトを受けたときに他の選択肢と比較せず1社で決め、人間関係の相性という「入る前に測りにくい軸」を見落としました。**1つしか見ていないと、比較でしか分からない軸を持てません。**3枚看板を勧めるのは、この反省が理由でもあります。
よくある失敗と、その回避策
比較記事を読んで登録した人が、半年後に「何も変わらなかった」と言う原因はだいたい5つです。
- 同じ役割のサービスを5個登録した→届く情報が重複するだけです。役割の違う3枚に絞ってください
- レジュメがスキル名の羅列で止まっている→SES企業の一斉スカウトは「稼働可能か」だけを見て送ります。同質の案件が集まるのはレジュメが原因です。工程・規模・数字を書くと検索条件の異なる層が接触してきます(書き方はスカウトの使い倒し方、届いた1通が一斉配信か個別連絡かの仕分けはスカウトメールの見分け方で解説しています)
- 求人件数の多さで選んだ→掲載課金モデルでは、件数は広告を出した企業の数です
- 退職後に始めた→焦りが判断を歪めます。転職活動は在職中に行ってください
- 提案された求人の中から選んだ→それは在庫からの選択です。入りたい企業リストを先に持ってください
迷ったら、この記事の冒頭の早見表に戻ってください。軸を決めれば、型は1つに決まります。
転職サイトに登録しなくていい人
全員に勧める記事は信用に値しません。編集部は、次に当てはまる人には今は登録を勧めません。
- 実務経験1年未満の人:スカウトはデータベース上の経歴に値が付く仕組みです。経歴が薄い段階では観測データがほぼ得られません。現場で1〜2年、書ける実績を積むほうが先です
- 心身が限界で、今日を凌ぐ判断が必要な人:値札の観測は中期戦です。ハラスメントや健康を削る長時間労働の環境にいるなら、測定より先に退避(休職・退職・労働相談)を優先すべきだと編集部は考えます
- 未経験からエンジニアを目指している人:当サイトは経験者向けです。未経験ルートは扱っていないため、当記事の型分類はそのまま当てはまりません
- 転職も社内交渉も、今後3年やる予定がない人:測ったデータを使う場面がないなら、無理に登録する必要はありません
逆に、「転職する気はまだないが、単価も年収も3年動いていない」という人——この記事の想定読者です——には、測ってみる価値があると編集部は考えます。
ただし「登録はノーリスク」とは書きません。**測るためには個人情報とレジュメを預け、在職中に自分の経歴を市場へ露出させることになります。**現実的なリスクは、次の3点で下げられます。
- 現職・取引先を企業ブロック機能で除外する(機能の有無・仕様はサービスごとに要確認)
- 社名や固有システム名を書かず、プロフィールを匿名化する
- 会社支給の端末・ネットワークからアクセスしない
3点を守っても完全にゼロにはなりません。バレたときの困り具合が極端に大きい人は、公開範囲設定の細かいサービスを選んでください。設定の具体的な手順はエンジニアのスカウト転職にまとめています。
よくある質問
エンジニア系の転職サイトはどこがいいですか?
1つには決められません。年収の上限を測りたいならハイクラス系のスカウト型、技術力で評価されたいなら技術評価型、上流シフトを狙うならIT特化エージェントです。編集部の推奨は「スカウト型1社+大手エージェント1社+IT特化エージェント1社」の3枚看板で、役割が違うので絞る必要がありません。
転職サイトはやめたほうがいいですか?
いいえ。ただし応募型の転職サイトだけで戦うのはやめたほうがいい、が編集部の答えです。応募型は自分が検索した範囲しか見えず、想定年収も自分では確認しにくいため、値札の実測に向きません。求人票で相場を見る枚として使い、測る役はスカウト型に持たせてください。
4大転職サイトはどこですか?
公的な定義はなく、挙げる4社は媒体によって異なります。編集部は規模の序列をエンジニアの選定基準にしません。理由は、掲載課金モデルでは求人件数が「広告を出した企業の数」であり、あなた向けの選択肢の多さを意味しないからです。規模ではなく型で選んでください。
30代・40代からのエンジニア転職は可能ですか?
可能です。job tag掲載の開発系職業の在職者平均年齢は37.1歳(令和7年賃金構造基本統計調査に基づく掲載値)で、40代は市場で珍しい存在ではありません。むしろ転職入職率は40〜44歳の男性で6.8%(25〜29歳男性は15.1%)と低く、同年代が市場に出ていないぶん目立てます(前掲・令和6年雇用動向調査結果の概況 図4-1。2024年・全産業)。年齢より、レジュメに工程・規模・数字が書けているかが結果を左右します。
未経験でも転職できるサイトはありますか?
当サイトは経験者(商流下層で40歳前後のエンジニア)を対象にしているため、未経験ルートは扱っていません。この記事の型分類・3枚看板は実務経験がある前提の設計です。未経験からの転職を検討している場合は、この記事の基準をそのまま当てはめないでください。
まとめ:順位ではなく、役割で組む
- エンジニアの転職サイトは順位で選べません。「測る枚・幅を取る枚・単価を上げる枚」の3役で組みます
- 編集部の勧める基準は6つ(届出・許可/40代の求人の実在/想定年収の提示/商流が読めるか/カネの流れ/やめやすさ)。求人件数・知名度・自己申告実績値・お祝い金は基準に使いません
- 3区分は法律で見分けられます:応募型=募集情報等提供(職業安定法4条6項)/スカウト型=特定募集情報等提供で届出制(4条7項・43条の2第1項)/エージェント=有料職業紹介で許可制(30条1項)
- 届出・許可は人材サービス総合サイトで、サービス名またはサービスURLから3分で照合できます。行政処分歴・優良認定の絞り込みも可能です。本記事で名前を挙げたサービスの照合結果(届出受理番号・許可番号・照合日)は本文に一覧で開示しました
- ハローワークのIT職有効求人のうち同月の就職に結びついたのは約0.9%、全職業計は約5.5%(いずれも令和8年3月時点・編集部算出。ストックとフローの割り算である点に注意)。編集部はこの差から、経験者採用の入口がハローワークの外側に寄っていると見ています(経路別の就職数を示す統計はないため断定はしません)
この記事の型分類が向いている人:実務経験があり、在職中で、単価・年収が数年動いていないエンジニア。
向いていない人:実務1年未満の人、未経験からの転職を目指す人、心身が限界で退避が先の人。
登録前に確認すること:人材サービス総合サイトでの届出・許可と行政処分歴、想定年収が数字で出るか、退会とレジュメ削除の手順、企業ブロック機能の有無。
現職と比較すべきもの:届いたスカウトの想定年収・担当工程・商流の位置と、現職に残った場合の3年後の見込み。
いずれの場合も、先に自分の値札を測ってから判断するのが編集部のおすすめです。測り方の全体像はエンジニアの市場価値の測り方、スカウトの仕組みと使い倒し方はエンジニアのスカウト転職にまとめました。**急いで登録する必要はありません。**ただし、市況が変わる前に値札だけは測っておいてください。値札を測った人から順に、選べる選択肢が増えていきます。
参考・出典
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年3月分及び令和7年度分)」参考統計表7-1(情報処理・通信技術者の有効求人数・就職件数・有効求人倍率。原数値): https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001695527.pdf
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年3月分及び令和7年度分)」報道発表資料 第3表(産業別新規求人・前年同月比。情報通信業の新規求人動向): https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001695526.pdf
- 厚生労働省 job tag(職業情報提供サイト)「プログラマー」(開発系の平均年齢37.1歳・平均年収578.5万円・ITSSレベル別年収): https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/313
- 厚生労働省 job tag「システムエンジニア(基盤システム)」(平均年収889万円): https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/318
- 厚生労働省 job tag「プロジェクトマネージャ(IT)」(平均年収889万円): https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/322
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」第5-1表「産業、年齢階級別賃金及び対前年増減率」(概況10ページ「(5)産業別にみた賃金」)——本記事の**情報通信業(産業別)**の系列=40〜44歳45万6,800円・45〜49歳49万1,700円・50〜54歳49万1,300円・55〜59歳51万6,300円(ピーク)。所定内給与額・一般労働者・男女計、2025年6月分: https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/dl/05.pdf
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」「(2)性別にみた賃金」第2表「性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び年齢階級間賃金格差」(概況7ページ)——比較に用いた全産業計の系列=40〜44歳36万4,300円・ピーク55〜59歳39万6,200円。所定内給与額・一般労働者・男女計、2025年6月分: https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/dl/02.pdf
- ※上記2行は同じ概況の別の表(産業別=第5-1表/全産業計=第2表)であり、系列が違うため混ぜて読まないでください。同概況の「賃金」は所定内給与額(きまって支給する現金給与額から超過労働給与額を差し引いた額)の平均と定義されています(概況「利用上の注意」1・「主な用語の定義」)。第1表〜第9表と統計表を収めた概況の一括PDFは同じ調査ページから取得できます: https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/dl/14.pdf
- 厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」図4-1(年齢階級別転職入職率。本記事で引用したのは男性の25〜29歳15.1%・40〜44歳6.8%。2024年・全産業の数値であり、IT・情報通信業に限定した統計ではありません): https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/25-2/dl/gaikyou.pdf
- 公正取引委員会「ソフトウェア業の下請取引等に関する実態調査報告書」(2022年6月29日。多重下請構造・中間マージン・下請の担当工程): https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2022/jun/220629_sw_03.pdf
- e-Gov法令検索「職業安定法」(募集情報等提供の定義=4条6項/特定募集情報等提供=4条7項/的確表示=5条の4/有料職業紹介の許可=30条1項/求職者からの手数料徴収の原則禁止=32条の3第2項/情報提供義務=32条の16第3項/届出=43条の2第1項/罰則=65条7号): https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000141
- e-Gov法令検索「職業安定法施行規則」(有料職業紹介事業者の情報提供=24条の8第3項): https://laws.e-gov.go.jp/law/322M40002000012
- 厚生労働省「お祝い金等の提供による転職勧奨の禁止」リーフレット: https://www.mhlw.go.jp/content/001327688.pdf
- 厚生労働省 人材サービス総合サイト「特定募集情報等提供事業者検索・一覧」(届出受理番号・サービス名・サービスURL・優良事業者・行政処分での検索): https://jinzai.hellowork.mhlw.go.jp/JinzaiWeb/GICB101010.do?action=transition&screenId=GICB101010¶ms=8
- 厚生労働省 人材サービス総合サイト「職業紹介事業所検索・一覧」(許可番号・区分・優良事業者での検索): https://jinzai.hellowork.mhlw.go.jp/JinzaiWeb/GICB101010.do?action=transition&screenId=GICB101010¶ms=1
- 厚生労働省「特定募集情報等提供事業者一覧」(令和8年7月1日現在): https://www.mhlw.go.jp/content/001274725.pdf
- 厚生労働省報道発表「『優良募集情報等提供事業者』15社を初認定!」(令和5年3月31日): https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32215.html
- Green 公式サイト(「IT業界やIT関連の求人規模が国内最大級の転職サービス」・スカウトと応募の双方向・求職者は無料の記載): https://www.green-japan.com/
- Findy 公式サイト(「技術力で転職したいIT/WEBエンジニアへ」「GitHubの開発履歴をもとにスキルと適正年収を可視化します」): https://findy-code.io/
- paiza転職 公式サイト(「ITエンジニア専門の転職サービス」): https://paiza.jp/career
- マイナビ転職 エンジニア求人サーチ 公式サイト(「ITエンジニア求人専門の転職サイト」): https://tenshoku.mynavi.jp/engineer/
- Geekly(ギークリー)公式サイト(「IT求人特化エージェント」・利用の流れ6ステップ): https://www.geekly.co.jp/
- レバテックキャリア 公式サイト(「ITエンジニアの求人/転職サイト」の自己表記): https://career.levtech.jp/
- doda 公式サイト エンジニア向けページ(総合型の自己表記。※型分類は2026年8月9日時点で取得した公式表記に基づく): https://doda.jp/engineer/
- ビズリーチ 公式サイト(「即戦力のあなたにスカウトが届くハイクラス転職サイト」の自己表記。2026年8月10日確認): https://www.bizreach.jp/
- 転職ドラフト 公式サイト(年収提示付きの指名型スカウトの自己表記): https://job-draft.jp/
- 転職ドラフト「スカウトルール」(指名時の年収提示の必須化・内定年収は提示額の90%が下限。2026年8月10日確認): https://job-draft.jp/scout/rule
- ファインディ株式会社 会社概要(有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-308478。2026年8月10日確認): https://findy.co.jp/company/
- レバテック株式会社 会社概要(有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-308734/労働者派遣事業許可番号 派13-308125。2026年8月10日確認): https://levtech.co.jp/aboutus/company/
- 株式会社ギークリー 会社概要(有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-305272・職業紹介優良事業者認定。2026年8月10日確認): https://corp.geekly.co.jp/corporate/overview/
- 株式会社リブセンス 会社概要(有料職業紹介事業 許可・届出受理番号 13-ユ-306058): https://www.livesense.co.jp/company/profile/
- 編集部独自調査「転職エージェント満足度調査」(2019年頃に実施・独自の調査パネルを用いたアンケート〔実施方法の詳細は記録なし〕・回答者約300人。知名度・利用者数と満足度スコアが比例しない傾向。※設問文・満足度スコアの定義・回答者の属性内訳・抽出方法を開示できる記録がないため、順位付け・特定サービスの評価の根拠には使用せず、傾向の例示としてのみ引用)
